和尚のひとりごと№1735「六時礼讃 中夜礼讃54」

和尚のひとりごと№1735「六時礼讃 中夜礼讃54」

 

【原文】
略懺悔(回向)

流浪三界内
痴愛入胎獄

【読み下し】

三界の内に流浪して、
痴愛、胎獄に入る。 

【意味】

迷いの三界の中を定めなく彷徨いながら
盲目的な無知と愛着により生存の牢獄へ入り

 

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。

訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。